不穏なタイトルからこんにちは。
R1250RSが納車されてから半年とちょっと、「外車は突然ぶっ壊れるのでは」という恐怖と戦いながら今まで乗ってきたわけだが、幸いにもこれといったトラブルには見舞われていなかった。今までは。
今までは、と書いたとおり、発生してしまったのである。トラブルが…。
こちらの写真をご覧いただきたい。
「低い!」とのメッセージが出ている。見れば分かるが、オイルレベルが低いので確認すべし、ということを示す警告メッセージである。これがある日のツーリング中に突然表示されたのだから大慌て。
以前に自分でオイル交換を行ったときは、規定量まで入れたことをチェックしてドレンボルトも規定トルクで締めたはずだが、まさか漏れてる…?と思い、最寄りのコンビニで停車してセンタースタンドを上げ、残量チェックを行った。
いや、入っとりますがな。自分の目が故障している可能性もあるので、3度見くらいしたがやっぱり入っている。公共の場所だということを忘れて、思わず「入っとるやんけ…」と言ってしまうくらいに、下限ギリギリとかではなく、真ん中くらいまでしっかりと入っている。意味がわからない。マフラーから白煙が出るわけでもなければ、シリンダーヘッドカバーその他からオイルが漏っている様子も微塵もない。
とりあえずツーリングは続行することにした。もちろん、イグニッションをオンにしてエンジンをかけるたびに、しばらくすると残量チェックの警告が同じようにポップアップするのだが、その都度停車して確認しても、やっぱり規定量入っている。エンジンから異音もしないし、水温も普通だし、シフトフィーリングもアクセルフィーリングもいつもどおりだ。
ただ、やっぱり表示が出るのは気持ち悪いので、ディーラーに持っていくことにした。前回オイル交換してから、なんだかんだ4,000km強走っていて交換時期も来ていたし、ついでにオイルとフィルター交換も依頼する。
メカニックに症状を説明すると、診断機にかけてもらえるとのことで、入念にチェックしていただいた。その結果は…
「特に異常はない」
まあ、そうでしょうね。
車両のコンピューターがエラーを吐いているということもなく、オイルも漏れておらず、抜いたオイルも鉄粉まみれとかそんなことでもないし、至って普通とのことであった。
メカニックの方曰くは、「センサーが過敏過ぎるところがあるのでは」とのこと。他のBMWの車両では、オイル残量が(レベルゲージ窓の)半分くらいでも件のメッセージが出る車両もあるのだとか。同様の症例は何件かあるらしく、データをBMW本社にも送っておくとのことであった。
なんか釈然としない結果だが、車両が問題ないならそれが一番なので、とりあえず様子見とすることとした。もちろん、このオイル交換以降は警告はポップアップしなくなり、モニターのオイルレベル表示も「OK」を表示するようになった。一件落着…?
結果的に、オイルがPower1 Racingから再びBMW純正のADVANTECに戻ったわけだけど、なんとなくPower 1 Racingのときより調子が良い気がする(多分気のせい)。
ただし…
純正オイルはめちゃくちゃ高い。本当に高い。
今回要した費用
- エンジンオイル(BMW純正)・・・ 14,960円
- ドレンワッシャー ・・・ 110円
- オイルフィルター ・・・ 2,772円
- 工賃 ・・・ 5,500円
合計 ・・・ 21,098円
余談だが、RSのセンスタを立ててオイルレベルの確認をするとき、毎回レベルゲージ窓に出る残量が違うので不思議に思っていた。すると、Twitterで同じRS乗りのフォロワーさんより「規定量を入れてもレベルゲージ窓がいつも違う」との情報提供があった。
これは完全にわたしの素人予想だが、ボクサーツインという構造上、オイルが下りてきにくいのではないか…などと思ったり。
(おわり)