貧乏人のBMWモーターサイクル

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R1250RSにリアフェンダーを取り付ける

 R1250RSのリア周りは、リアフェンダーがないのでめちゃくちゃ汚れる。

毎回洗車するのはめんどくさいので、Puig(プーチ)のリアフェンダーを買いました。

取り付けから装着後まで、一通り書いていこうと思う。

 

もくじ

 

読まなくてもいい前説

 R1250RSにはリアフェンダーがない。

同じエンジンを使ったGSは、オフ車だけあって立派なフェンダーがついているのだけど、RSには全くない。リアサスペンションのリアタイヤ側に小さな泥除けのフラップがあるものの、その機能を果たすだけのサイズはまったくないと言わざるをえない。

 このことは、以前にあら探しのインプレの記事で指摘したとおりだ。

takayame.hatenablog.com

 その汚れっぷりは凄まじく、雨の降った日やウェット路面を走ろうものならこんなことになる。

泥まみれのリア周り

ご覧のとおり、ドライブシャフト、サスペンション、マフラー、パニアケースのステー、タンデムステップ等、リアにある全てが泥まみれとなる。パニアケースを装着していれば、その裏側も同様だ。

これには正直辟易していて、雨上がりの日はツーリングを躊躇するレベル。

チェーンがない分、洗車は比較的楽な方ではある。あるのだけど、電子制御のボックスやサスペンション周りは入り組んでいるので毎回洗車するのはあまりにも面倒くさい。抜本的解決にはもはやリアフェンダーを装着するしかない。そういうことです。

 

インナーフェンダーを買う

R1250RS用のリアフェンダーの選択肢は正直あまりない。

Webikeで調べて該当するのは以下の4つ。

この4つのうち、Wunderlichのカーボンはあまりにも高いのでまず除外である。また、同じくWunderlichのスプラッシュガードはサスペンションのカバーと言う面では効果が期待できそうなものの、シャフト周りへの泥跳ね軽減への効果は形状から見て期待できそうにないので除外。となると残る2つとなるが、Puigの方が7,000円以上安い……というプロセスでPuigに決定(あと、比較的RS乗りの中ではメジャーな商品らしく、日本語の情報もいくつか見つけることができた、という理由もある)。デザインもPuigのほうが良さげであるしね。

 

取り付ける

いつもどおりAmazonで注文したら2日くらいできた。

実物

中にはフェンダー本体と取り付けネジ、ペライチの説明書(日本語はなし)が入っている。シャフトに固定する部分と泥除け部分はすでに装着済みであった。

シャフトに固定するステーの部分は金属製、フェンダー本体は樹脂製だ。思ったより重量感はなく、バネ下への影響は無視できそう。

というわけで、さっさと取り付け作業に入る。

車体側のトルクスネジを二本外す(写真では取り外し済み)

車体側で外すのは写真に写っている二箇所。写真左側の大きい方がT50、キャリパー側がT40のトルクスネジで締められている。

左側のネジがかなりの大トルクで締められているので、長めのレンチがあると便利かもしれない。

ここを外したら、フェンダー付属のネジで締めるだけ。

フェンダーに付属しているのは普通の六角

本体の取り付けに位置合わせ等は必要なく、説明書の写真どおりの装着で問題なし。

ネジのサイズは左側が二面幅8mm、キャリパー側が6mmとなっている。説明書によるとトルクは左が56Nm、右が24Nm。一応、ネジロック剤を塗って締めておいた。

左右の位置微調整は、フェンダー上側に付いている3つのネジを緩めることで可能。

デフォルトの状態ではキャップが付いている(写真は外した状態)

可能なんだけど、工作精度はかなり微妙。組み上げてみたら若干左に傾いていたので微調整しようとしたのだが、すでに目一杯右に寄せた状態で固定されていた。

左に寄っている

(遠目から)じっくり見たらたしかに傾いてるな、程度ではあるものの、気になるものは気になる……が、これ以上調整のしようがないので諦めざるを得ない。

商品ページにエアーマネジメントに貢献だのエアロダイナミクスを検証だの書くのなら、そのあたりをもうちょっとしっかりしてほしいところ。決して安くない商品なわけだし……。

 

完成

ボルトオンで固定するだけなので作業自体は20分もかからず完了した。素人でも工具(トルクレンチ等)があれば楽勝レベルなので、難易度は低い。

さて、装着後のイメージは写真のとおり。

車体に装着するもののなかではかなり大きなパーツだと思うが、それほど存在感を主張していないので、いい感じだと思う。

タイヤの1/4くらいを覆う形になっているので、泥跳ね防止もかなり期待できそうだ。

反対側はこんな感じ。

当然ながら片持ちなので、マフラー側は何もない。

エンド部の処理は蛇の舌みたいな二股になっているが、なにか意味があるんだろうか。

装着から500km以上走ったが、強度等は問題なさそう。幸い雨の中や濡れた路面を走る機会はまだないので、フェンダーとしての効果はまだ未検証だ。機会があればそのうち追記するかもしれない。

 

あとがき

見てくれは悪くないが……

割高だな、というのが正直な感想だ。

商品としては工作精度が微妙なこと以外は悪くないと思うけど、カーボンでもないのに40,000円近いというのは貧乏人にとってはかなり割高に感じる。ただ、リア周りの泥跳ねはあまりにも深刻なので、大きな出費になることが分かっていても装着せざるを得なかったということなのだ。これで効果がなかったら怒るかもしれない。

つまり、何が言いたいかというと……

リアフェンダー標準装備にしてくれ!!!!!!!!!!!!!!

 

追記

リアフェンダーを装着してから、ロンツーで雨の中を走る時があった。その結果、その効果の程がついに判明した。

泥まみれ

あれ?リアフェンダー意味無いのでは……

ドライブシャフトも泥まみれ

やっぱり意味無いのでは??

結果的に、リアフェンダーを装着したところで汚れるときは汚れるというのが結論であった。

サスペンション周りは……


ただ、リアサス周りの泥跳ねは心なしかマシになっている気がする。前方への泥跳ねは多少防げているのかもしれない。それでも焼け石に水な感じはするけど。

これを見て、装着するもしないも、あなた次第です。

 

(おわり)