物事の引っ掛かり、一度気になりだすとそのことしか考えられなくなりますよね。
私のR1250RSは納車以降、初回点検を経てR3.3現在の総走行距離は約3,200kmになる。今の所、特に不具合もなく非常に快調なのだが、気にならない点が無いわけではない。
2点あるので、それについて今回は書き記していく。
左シリンダーからのカチカチ音
左のシリンダーからカチカチと言うメカノイズが聞こえる。これは納車直後からある症状で、明らかに左側から鳴っており、右側からはほぼ聞こえない。
参考に動画を撮ってあるのでご覧いただきたい。
他のノイズもあるため少し聞き辛いかもしれないが、左側の方からのみ、「カチカチカチ…」というノイズが発生しているのが分かるだろうか?
ちなみに、これは私のRSに限った症状ではないようで、
海外のライダーの動画ではあるが、それぞれ全く同じカチカチ音が左側のシリンダーから発生しているのがお分かりだろうか。
Twitterでこの症状についてツイートしたところ、フォロワーのR1200GS乗りの方から「自分のGSでは鳴らない」とのリプライをいただいた。また、YouTube上に存在する動画もおおむね1,250ccのものに限られていることから、どうやらこれはシフトカムが搭載された最新の水冷ボクサーツイン特有の症状であるらしいと推察できる。
アイドリング時に注意して聞くとそんな音が鳴っている、というレベルの症状であり、エンジンの吹け上がりや走行フィーリングには何の影響もなく、おかしな振動が発生したりもしていない。エンジンを回せば聞こえなくなるし、異音とはいえどもヤバい感じの音にも思えず、「そういうものだ」と言われればそう思えるような、そんな症状である。
前述の通りこの症状は納車直後から発生しており、初回点検でも特にディーラーからは何も言われなかった。
が、やはり気になるものは気になる。
ので、モトラッドに出向いてメカニックに尋ねてみることにした。
エンジン音を聞いてもらい、何度かスロットルを開け閉めしてみたりした後に、モトラッドのメカニックから返ってきた答えをまとめると以下のようになる。
- (私のRSに関して)特におかしな感じはなく、エンジン音も普通
- これと同じ相談はよくある
- エンジン自体左右で構造が全く同じというわけでもないので、左右で若干異なる音が出るのはあり得る
- そもそも外車は国産車と比べて、全体的にメカノイズが大きい
概ね予想していた答え通りであったが、私自身こういったメカの構造はド素人なので口を挟める余地はなく、ディーラーのメカニックが問題ないと言うならそれを信じるしかないだろう。
走行には何ら支障はないので、当面は様子見することとする。
エキパイ左右で焼け色違いすぎ
エキゾーストパイプの焼け色の付き方が左右で全く違う。
具体的には、右側のほうが濃く焼け色が付いている。対し、右側はあまり焼けていない。
明らかに右側が濃い。
これも気になったので、先述のエンジン音と合わせてメカニックに聞いてみたが、要約すると
- 2バルブOHVの車両からある症状
- 左右で若干エキパイの形状が異なり、排気ガスの当たり方が違うので、このような症状が発生する
- 問題はない
とのことであった。
もちろん、走行フィーリングには何の違和感もなく車両自体はいたって快調なので、これもこういうものなんだろう。
まとめ
以上2点が、現在私のRSで発生した気になった事象である。
私は基本的に簡単なメンテナンス以外はディーラーに丸投げしているので、機械的なことについては素人である(情けないことに)。RSに搭載されているこのボクサーツインエンジンも、先代のモデルから排気量アップしシフトカムが搭載されたりと機構は複雑化する一方で、素人に不調を見抜くのは相当難しいのではないだろうか。まして修理など不可能な域に近い。いくら5年保証があろうとも、壊れてしまったら困るので不具合に早めに気づいておくのは重要だろう。分からないことは専門家に聞いて解決!
結果的に今回の件は当面問題ないことが確認はできたものの、やはり一度気になりだすとついずっと気になってしまう。とりあえず、今後私のRSに不具合が発生しないことを祈るばかりである。
(おわり)