貧乏人のBMWモーターサイクル

貧乏人がBMWのバイクでツーリング行ったりするブログ

真冬の龍神温泉へ走る

 高野龍神スカイライン(以下、「龍神スカイライン」という)は、関西ライダーなら誰もが一度は行ったであろう有名ルートである。しかしながら、紀伊半島を南北に貫く主要な3国道(168、169、371)の中では最も標高が高いところを走る関係上、毎年12月~4月は二輪車が終日通行止めになってしまう。

高野龍神スカイライン

 龍神スカイラインは、京阪神の市街地に住んでいる私にとって、半日の日帰りツーリングにあまりにもちょうどいい距離なのだ。そのため、オンシーズンは飽きるほど走っているというのは、以前の記事にも書いたとおりである。

takayame.hatenablog.com

早朝に起きて、峠を下って、龍神温泉に入って、疲れる前に帰る……、というのは、ツーリングのネタが思いつかないときに最適なのだ。

ただ、龍神スカイラインのベストシーズンは先述のとおり5月~11月。一方、バイク+温泉が一番気持ちいいのは寒い時期である。温泉に入るときは、辿り着くまでのツーリングが寒ければ寒いほどいい(個人の感想です)。

十津川温泉であれば冬季も走ることができるが、天辻峠も通行止めにならないだけでそれなりに降雪や凍結が発生しているので、確実とは言えない。それに何より、冬の龍神温泉にバイクツーリングで入りたい。冬至の日の龍神温泉は、毎年ゆず湯もやっているし。

 そこで今回、真冬の龍神温泉にツーリングに行こうと思う。

 

 厳冬期のツーリングにあって、最重要なのはルート選びである。

冬季通行規制のある高野龍神スカイラインはもちろんのこと、国道168・169号ともに峠越え区間があり、真冬は路面への積雪も考えられことから、バイクツーリングのルートとしては適切ではない。しかしながら、白浜方面からの南回りは大幅に遠回りとなってしまう。そこで白羽の矢が立つのが、国道424号である。

 国道424号は、紀の川市から田辺市までを南北に貫く国道ではあるが、龍神スカイライン等と比べると全体的な標高が低く、路面が積雪していることが少ない。

また、阪和道の有田ICからのアクセスもよく、渋滞も少ないことから、ツーリングだけでなく、夏季の白浜~御坊の渋滞に対する裏道としても有用な道である。

国道424号

2023年の冬至のこの日、道の駅しらまの里付近の気温はマイナス一度。

この時点で路肩に残雪あり、路面はウェットだが凍結はない。

椿山ダムを通り過ぎ、龍神に近づくにつれて、周囲の雪は濃くなっていくが、路面に積雪はない。

冬場に限らず、国道424号は交通量が少なく非常に快適だ。その分、沿線施設も少ないが……。

龍神温泉に着いたあたりで雪がちらついてきた。気温はおそらく氷点下だが、路面は十分走れるレベル。

紀の川SAから2時間ほどで龍神温泉に到着。

龍神温泉

この日は冬至で、龍神温泉(元湯)は年に一回のゆず湯実施日であった。

ゆず(なんとてテイクフリー)

寒い中走った温泉が体にしみるのは言わずもがな。バイクで体が凍える→温泉で解凍される→また走って再び凍える、という流れ、なぜか癖になってくる。

 

ところが。

到着時にちらついていた雪が本降りとなり、出発の頃には橋上に積雪が発生していた。

「橋上凍結注意」の看板はよく見るが、本当に橋は路面温度が低いんだな、と今更になって実感した。

両足を伸ばして低速で慎重に走行して事なきを得た。いくらトラクションコントロールがあったとしても、凍結路の前では無力である。

しかしながら、こういうときでも不思議と「行けそう」となってしまうのがRSというかBMWのバイクの怖いところで、普通のバイクでは路面状況が明らかに不安な状況でも、安心感が違う。RSはオフ車ではないけど、酷道でもフラットダートでも不思議と怖くなく、難なく走れてしまう。裏を返せば、それが判断を遅らせることにも繋がりかねないのだが、もしものときにもある程度バイクを信頼できるというのは、やはりいいことなんじゃないかと思う。

なお、この後は普通に白浜までくだり、海沿いを走って帰った。

 

 

結局、「真冬でもこのルートなら大丈夫」という記事にしようと思っていたのに、結果的に雪道を走る記事になってしまった。国道424号も、あくまでも尾根を走るルートに比べれば降雪が少ないというだけで、山間部であることには変わりなく、降るときは降るし凍るので、そういうときは諦めるのが無難だ。

個人的な経験から言えば、国道311号の小広峠で降雪があるような場合は、424号でも同様に降雪している可能性が高いと考えている(ライブカメラへのリンクを埋め込んでおく)。

 

結論、やはり冬の山間部走行は危険(当たり前!)なので、入念な事前チェックを各自でされてください。幸い、本記事のルートは沿道にライブカメラが多く、ある程度までは路面状況を事前に確認できる。

厳冬期の龍神村

雪が降る中を走るのは、また格別の楽しさがあるのは間違いないんだけどね。

よろしければ今年の冬ツーリングの参考にでもしてください。

 

(おわり)