貧乏人のBMWモーターサイクル

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【ROAD 6→ROAD 6】R1250RSのタイヤ交換と物価高騰

 2024年の7月時点で、わたしのRSの総走行距離は34,928km。前回のタイヤ交換は2022年の10月で、走行距離は約22,000kmだった。

2022年のタイヤ交換風景

 前回はピレリANGEL GTからミシュランROAD 6(以下、ロード6)への交換だった。もとより私はミシュラン党だったけど、ロード6は特に気に入って、乗り心地もライフも完璧だった。もとから攻めた乗り方はしないから、タイヤのライフ自体は長くなる傾向にあったけど、12,000km以上保ったタイヤはロード6が初めてだった。

リアはまだ少し溝があり、フロントがようやくスリップサインが見え始めたといった状態で、ライフは13,000kmといったところだろうか? さすがに新品状態のときそのままのグリップとまではいかないが、相当すり減った現在でさえ不安感はあまりない。

250kg近い重量車であり、かつ大トルクが出るRSでこれだけのライフなら、相当なロングライフタイヤと言えるだろう。

 

 2022年に同タイヤに交換した際の工賃込みの費用は65,000円ちょっとで、これでもだいぶ高いなと思っていた記憶がある(2021年にANGEL GTに交換したときは45,000円だった)。しかしながら、ここ最近ありとあらゆる物価が凄まじい勢いで高騰しており、バイク界隈も如実にその影響を受けており、特にタイヤとオイルでは顕著である。

奢侈品であるバイクは、いっそ値上げするくらいなら付加価値を加えることで価格に転嫁しようとする傾向があり、高級タイヤがそのあおりをどれほど受けているかは、想像すらできない。

 

 前回はたまたまロード6の在庫があった近所のタイヤ屋で交換してもらったが、今回はついでがあったのでディーラーで交換してもらうことにした。

 ディーラーの作業は安心感はあるけど割高な印象があったが、出てきた見積もりに驚愕することになる。

10万円???!!!!??!???!??

目を疑ったね。

物価高ではあるが、ここまでとはね……。もとから高いタイヤではあるけど、まさか工賃込みで10万超えとなるとは思わなかった。

エアクリとプラグも交換時期だったので合わせて交換してもらうことにしたら、12万円を超えてしまった。

一瞬やめて他のところで作業してもらおうかとも思ったけど、エアクリとプラグというついでがあったこと、モトラッド神戸のメカニックの方はいつも丁寧で信頼していることもあったので、ディーラーで交換することにした。

ブレーキパッドの残量やその他各部の状態も見てくれて、レポートもくれるので安心感と満足度は高い。もちろん、なんの問題もなし。あと、半年間のパンク補償がついてくるのはありがたい。

 

ちなみに、ネットを漁っていたら、半年ほど前に2りんかんでロード6に交換したと記事にされている方がいて、その費用は77,000円だった(国産車、割引込み)。外車の工賃はどこに行っても割高になる傾向がある(シャフトのBMWは特に)から、もし2りんかんで交換していたとしたら8万円強くらいだっただろうか? 2割以上ディーラーの方が高いことになるかと思われる。

痛い出費だが、走るうえでは必須の装備だし、BMWに乗ってまで安いタイヤは履きたくないし、ロード6のライフは相当長い事が分かっているし、必要経費と割り切るしかないと思うしかない、のだろう。

今後もっと高くなっていくのが明らかであることが一番恐ろしいのだが……。なお、わたしの給料は据え置きである。

 

今回のタイヤ交換の前にオイルも自前で換えていたので、タイヤもエアクリもプラグも新品になった今の状態は実質新車である。

六甲山にて

慣らし運転も兼ねて六甲山を走った。地面に張り付くようなフィーリングが戻ってきて、納車されたてのときもこんな感覚だったよなと懐かしくなり、それだけで高い金を払ったかいがあったと満足してしまった。人間、単純なものである(しかし、財布は泣いている)。

これから夏本番だが、この新車もほぼ同然の状態で、できる限りの遠出をしたいものだ。

なお、ツーリングのための予算は、あまり残っていない。

 

(おわり)