貧乏人のBMWモーターサイクル

貧乏人がBMWのバイクでツーリング行ったりするブログ

みようみまねでコーヒーツーリングをする

 空前のキャンプブームが来ている。

知り合いのバイク乗りのオッサンが、某アニメの影響でキャンプにドハマりしており、月2でキャンプツーリングをしている上に「次北海道に行くときは絶対キャンプする」などと言い出している。

私の泊まりのツーリングでは安くて便利なビジネスホテルを使う派であったのだが、数少ないバイク乗りの知り合いがここまでハマってるとなると、気にならないと言えば嘘になる。しかしながら、テントやらシュラフやらを揃えると結構な出費となり、貧乏人には厳しいものがある。

なので今回、キャンプの前哨戦として前からやりたいと思っていたコーヒーツーをみようみまねで始めてみることにした。コーヒーツーの道具は、キャンプのときにも使えるしね。

 

もくじ

 

道具を揃える

まずは道具が揃わないと始まらない。インターネットで調べたりしつつ、最小限の道具を揃えることにした。アウトドア用品店にも見に行ったが、結局ほとんどAmazonで買った。

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購入した道具

今回はとにかくコンパクトさを重視した選定を行った。せっかく道具を買っても、かさばったりすると準備が億劫になって結局使わなくなるだろうし、思い立ったときにぱっと行ける手軽さが重要だ。

 購入したのは

・PRIMUS P-153ウルトラバーナー  8,910円

・PRIMUS ガスカートリッジ      594円

・ケトル              3,099円

・ポーレックス コーヒーミル    6,930円

・コーヒーバネット         1,100円

合計                20,633円 

※価格はいずれもR3.2.20時点のAmazon価格

の、以上である。ケトル、もといやかんとコーヒーバネットはAmazon特有のノーブランド品だ。もう少し安上がりで手軽に始められるかなと思ったが、なんだかんだ高く付いてしまった。

コーヒーを淹れるのに必須ではないが、これ以外にも

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テーブルと椅子

SOTOのA4サイズの折りたたみテーブル(結構高くて5,000円くらいした)と、中華製のアウトドア用折りたたみ椅子(2,000円くらい)も購入している。ツーリング先に都合よく椅子やテーブルがあるとは限らないし、流石に地べたに食べ物置くのは嫌だしね。

SOTOのミニテーブルはA4サイズなのが重要で、後述するシートバッグにギリギリ収納できるサイズなのだ。

 

バーナーはもちろんサイズ最優先で購入。

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PRIMUS P-153ウルトラバーナー

収納袋込みでこのサイズなので、まずかさばらない。もちろん点火機能も搭載している。当初、クッカーも一体化しているJETBOILと悩んだが、収納重視でこちらを購入することにした。さらに言えば、「JETBOILは湯沸かし特化仕様となっていて、お湯を注ぎにくい」という言及を見かけて尻込みした、という理由もあるが。

 

バイクへ積載する

ツーリングにおいて最も大事なことは、いかに荷物をコンパクトにできるかという点だと思う。荷物が増えればバイクの操縦性にも影響が出るかもしれないし、大きい荷物があると乗り降りがめんどくさくなるし、何よりバイクは何も積んでいない素の状態が一番かっこいいと思っているからだ。

普段の日帰りツーリングでは、R1250RSにタナックスのシェルシートバッグGT(MFK-240)を装着している。主な持ち物は一眼レフや温泉用のお風呂セット、レインウェア、ツーリングマップルであるが、今回それに加えてコーヒーツー道具も積載できるだろうか?

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タナックスのシートシェルケースGTへ積載

できました。椅子やミニテーブル、マグカップ、水、バーナー、コーヒーミル等のコーヒーツー道具に加えてレインウェア、一眼レフ、お風呂セット等を全て収納できた。

さすがに容量拡張してギリギリだけども、さすがタナックス製品の収納力は素晴らしいね。

一眼レフとかレインウェアは持っていかない日もあるので、コーヒーツーリングの道具だけならかなり余裕があると思われる。シートシェルケース、無敵だな。ここ最近買ったバイク用品の中では一番素晴らしい。

 

コーヒーを淹れる

道具も揃い、収納もバッチリということで早速コーヒーを淹れに行った。とりあえずつもの紀伊半島を目指し、国道169号線を瀞峡に向かって南下していたところ、いい感じの場所を発見。

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実践、コーヒーツーリング

おもむろに道具を取り出して準備。購入したプリムスのバーナーは「ウルトラ」を冠するだけはあり、コーヒー一杯分くらいのお湯なら豆を挽いたりフィルターをセッティングしている時間でもお湯が沸いてしまうほどで火力は十分。ケトルも大した商品ではないけど、ツーリング先でお湯沸かすには必要十分だろう。

お湯を沸かして、豆を挽いて、コーヒーを淹れる(手際は超悪いけど)。ただそれだけなのだけど、すごく楽しい。なんでもう少し早く始めなかったんだろう。

コーヒーの上手な淹れ方なんぞ分からないので、全て見様見真似でやってみているのだが案外様になっている…と思いませんか?

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熊野川を望む

ライダーズカフェなんてオシャレなものにも何回か行ったことがあるけど、私はどうもあれらの雰囲気には馴染めなかった。しかしながら、これは格別だ。自然と、その音と、バイクと自分しかいない。本来ツーリングってこういう孤独さ、あるいはバイクと自分の対話を愉しむものだったよなあとしみじみ思った。決して友達がいない言い訳ではない。これからのツーリングの新定番にしていきたい。お湯があるのでカップ麺とかも作れるし。

 

まとめ

といっても、まとめなら他のブログやらサイトがもっと丁寧にやっているので、わざわざここで言うべきことは特にないが…。

なかなか実践できずにいたコーヒーツーだが、蓋を開けてみれば初心者でも簡単に始められ、キャンプより難易度も敷居も低いし、なにより妙に楽しく高揚感があるので、これを期に、皆さんも始めてみてはどうだろうか。ひたすら走るだけで若干マンネリ気味だった私のツーリングにも、新しい楽しみを作ることができた。今まで散々走ってきた道で、「コーヒーを淹れるに良い場所はどこだろうか?」なんて考える楽しみもあるし、魅力再発見的な感じだ。

道具は思ったより高く付いたが、その価値に見合う体験ができること請負である。